入場料がかかる本屋としてニュースになった「文喫(ぶんきつ)」というお店が六本木にあります。
入場料として1,500円(税抜)かかるけど、中に入れば時間制限なく、ゆっくり座って本を読んだり机で勉強したりパソコンで作業も可能らしい。
ってことは1,500円で利用できるコワーキングスペース(レンタルオフィス)ってことじゃない?と思い、ノマドワーカー的なパソコン作業メインの利用目的で「文喫」に行ってみました。
「文喫」の利用方法
文喫(ぶんきつ)の基本的な営業内容は以下の通りです。
入場料:1,500円(税抜)一日中利用可能
営業時間:9:00〜23:00(ラストオーダー22:30)
席数:90
住所: 〒106-0032 東京都港区六本木6-1-20 六本木電気ビル1F
一、総合受付で入場バッジを受け取る
二、飲食受付で珈琲・煎茶(おかわり自由)を受け取る
三、じっくりと本を選び、好きな席で過ごす→約30,000冊の本が読み放題
四、意中の一冊と出会うかもしれない
五、店内の全ての本が購入可能
六、お帰りの際は入場バッジを受付に返す
「文喫」店内の様子
▼店舗の入口。六本木の青山ブックセンター跡地になります。地下鉄の六本木駅からのアクセスも良いです。運営会社は青山ブックセンターとは関係なく、リブロやオリオン書房を展開するリブロプラスです。
▼総合受付(RECEPTION)で入場料を支払うと入館証として「バッジ」を受け取ります。バッチの裏にはWi-FiのSSIDとパスワードが記載されています。
▼本を選びます。人文科学や自然科学からデザイン・アートに至るまで約30,000冊の蔵書が読み放題です。買うこともできます。写真に見えるような通りが5列ほどある程度で、すごく沢山本があるというワケではありません。図書館みたいなのを期待すると肩透かしを食らうかと思います。本の品揃えがとても良いヴィレッジバンガードぐらいだと思って頂ければと。
▼コーヒー(ホット・アイス)および煎茶はおかわり自由で無料で飲めます。
▼思い思いの場所で時間を気にせず本が読め、気に入ったものは買って帰れる。
▼トイレは2つ、女性専用が1つ、男女兼用の多目的トイレが1つあります。
混雑具合
2018年12月オープンで私が利用したのは2019年2月、平日の9時半近くに入場しましたが、バッジの番号が2番で、おそらく2人目の入店。朝イチはガラガラです。時間を追って以下のような混み具合でした。
平日9時〜12時:ガラガラ
平日12時〜17時:徐々に席が埋まるが6〜7割ぐらい
平日17時〜18時:段々お客さんが増えてくる、パソコンが使えるデスクは9割がた埋まる。
席が埋まると入場制限をかけるようです。公式Twitterを見る限り、休日午後あたりから入場制限がかかる日がありますが、平日は入場制限がかかった日は無いようです。
ただいま店内満席につき、入場規制を行っております。
1Fフロアでお待ちいただけるお客様にのみ、整理券をお渡ししております。
入場規制が解除になりましたら、お知らせいたします。— 文喫 六本木 (@bunkitsu_rpng) February 16, 2019
パソコン作業エリアの様子
▼パソコン作業や勉強に使える、電源付きデスクは12席ほど用意されています。
▼「研究室」という名前で会議用スペースが1つあります。
▼店内は静かです。雰囲気的には図書館と同じです。客層が似ているからでしょうか。十分仕事・作業に集中できます。電源は1席に1つコンセントが備え付けられています。またWi-Fiも完備してます。入館証として受け取ったバッチの裏にSSIDとパスワードが記載されています。
コワーキングスペースとして考えた場合どうか?
都内のコワーキングスペースの相場は、月会費1〜2万円、1日のみ利用(ドロップイン1日料金)だと1,000円〜2,000円となっており、「文喫」の料金はコワーキングスペースの料金と価格帯的にまったく同じです。
以下ポイントを踏まえることで「文喫」をコワーキングスペースやノマドワークの場所と捉えるのは「アリ」だと考えます。
自分がメリットに感じたところ:
- 料金1,500円はコワーキングスペースの1日利用と考えると平均的な価格帯。
- ユニークな選書が揃っていて新たなインプットや気づきの場にもなる。
- コンパクトな図書館風の環境の中で、飲み物や食事も摂れる快適な環境で作業ができる。
自分がデメリットに感じたところ:
- 長期的に使う場合、「文喫」には月額料金プランが無いので価格面では不利。
「文喫」での食事
無料で飲めるコーヒー・煎茶以外にも、ハヤシライス、スパゲティ、ケーキ、アルコール等の軽食類が用意されているので、ある程度の長時間の利用にも耐えられます。
▼ハヤシライス(税込1080円)を注文してみました。カップは無料のコーヒーです。
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