こどもが小学校に上がり公文やら習い事を始めたところ、月謝の振込みが「ゆうちょ銀行」以外不可ってのが意外と多く、ついに「ゆうちょ銀行」の口座を作る事になりました。
しかし、ゆうちょ銀行って普通の銀行と違って微妙にサービス名称が違っていたりするんですね。普通の銀行のように使う場合の読み替えが必要なのでちょっとまとめてみました(2019年10月1日からの消費税率10%引上げ対応済)。
目次
ゆうちょ銀行の電信振替・電信払込・通常払込って何?
ゆうちょ銀行ではお金の送金について単純に振込と言う言葉だけでなく、「振替」だとか「払込」という言葉が出てきますが、その違いが言葉から分かり辛いため初めはちょっと面喰いました。「つまりどういうこと?」なんだろうって。
振替(ふりかえ)
振替: ゆうちょ銀行の口座 → ゆうちょ銀行の口座
振替とは、「ゆうちょ銀行の口座同士でお金を送る事」です。現在ゆうちょ銀行では「電信振替(でんしんふりかえ)」という名前のサービスを行っています。手続きはゆうちょ銀行の窓口・ATM・オンラインいずれでも可能で(手数料は異なる)で、手続きすると即座に送金されるために「電信(でんしん)」と名前がつきます。
振込(ふりこみ)
振込: ゆうちょ銀行の口座 → 他の金融機関
振込とは「ゆうちょ銀行の口座から他の金融機関(銀行等)にお金を送る事」です。手続きはゆうちょ銀行の窓口・ATM・オンラインいずれでも可能です(手数料は異なる)。
払込(はらいこみ)
払込: 現金 → ゆうちょ銀行の口座
払込とは、「現金からゆうちょ銀行の口座にお金を送る事」です。さらに「通常払込」と「電信払込」の2種類に分かれますが、お金を送る速度に違いがあります「電信」だと即時、「通常」は数日(2~3日)かかります。
銀行のサービス名との比較
上記の用語(振替・払込・振込)を普通の銀行の言葉と比較すると以下のようになります。銀行でも振替という言葉はありますが、同一行内の同一名義間での送金を意味しています。
金融機関 | 名義 | 銀行 | ゆうちょ銀行 |
---|---|---|---|
同一金融機関内の送金 | 本人名義の口座間の送金 | 振替(ふりかえ) | 振替(ふりかえ) |
他人名義の口座へ送金 | 振込(ふりこみ) | ||
現金から他人名義の口座へ送金 | 払込(はらいこみ) | ||
他の金融機関への送金 | ― | 振込(ふりこみ) |
ゆうちょ銀行の振替・払込・振込手数料の一覧
振替(電信振替)、払込(電信払込および通常払込)、振込の各手数料を一覧化しました。
取引 | ゆうちょ銀行内 | 他行あて | |||
---|---|---|---|---|---|
5万円未満 | 5万円以上 | 5万円未満 | 5万円以上 | ||
振替(電信振替) | 窓口 | 146円 | – | – | |
ATM | 月1回まで無料 (2回目から125円) |
– | – | ||
インターネット | 月5回まで無料 (6回目から115円) |
– | – | ||
払込(電信払込) | 窓口 | 550円 | 770円 | – | – |
払込(通常払込) | 窓口 | 203円 | 417円 | – | – |
ATM | 152円 | 366円 | – | – | |
振込 | 窓口 | – | – | 660円 | 880円 |
ATM | – | – | 220円 | 440円 | |
インターネット | – | – | 220円 | 440円 |
なお、上表の「インターネット」とはゆうちょ銀行のオンラインバンキングである「ゆうちょダイレクト」からの手続きの場合を指しています。
以前はATMからの振替(ゆうちょ銀行間の送金)は回数制限なく無料でしたが、一部のオークション業者などの過剰な利用により回数制限が付くようになりました。